みゅ〜ぷろふぁん

MewProはGoProを制御したい貴方の為のガジェットです

GoProがMewProを訴えると言ってきたんですけどwww

追記あり

Orangkucing Lab に米国のGoPro 本社の代理人からお手紙が届きました。
お手紙の原文はOrangkucing Lab の記事 にUPされてますが「リバースエンジニアリング規約違反だからMewPro 製品の販売を全てやめろ」と「公式と紛らわしいからMewPro の名称を使うな」という要求のようです。
どうしたものでしょうね。
「売り上げの一部から400万ドルの賠償を払うよう命じられた例もあるぞ」とか書いてるんですけど、売り上げが4億5000万円もあるとか思われてるのかしらんww
下に、仮訳ですけどお手紙をざっと和訳したのを貼っておきます。

(5/19追記) 弁護士さんが見つかったので対応してもらっています。
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私はあなたとGoPro, Inc.との間で交わされた書簡をフォローアップしています。去年Tsai(訳注: 別の弁護士)がGoProのArray(訳注: ママ)カメラファームウェアを使用したOrangkucing Labのgenlockシステムの販売について申し入れをしました。Orangkucing LabのMewPro の名称の使用がGoProの商標権を侵害していることも伝えました。私はあなたがこれらのgunlock(訳注: ママ)システムの販売を停止し、MewProの名称の使用をやめるよう再度要請します。
 
GoProの製品およびサービスは、利用規約 https://gopro.com/legal/terms に従って提供されています。ファームウェアのバージョンの更新、アカウントの作成、GoProのWebサイトやソフトウェアへのアクセスなど、GoProの製品とサービスを使用するには、それらの条件に同意する必要があります。全てのGoProデバイスにインストールされているGoPro独自のファームウェアは、GoProのファームウェアライセンスのもとで提供されます。ファームウェアライセンスはshrinkwrap契約であり、GoProのデバイスおよび関連ソフトウェアの使用は、それに拘束されることに同意したことになります。
 
規約およびファームウェアライセンスには、あなたがGoProファームウェアのgenlock 機能を許可なく用いたMewPro 製品を開発するのに用いたような、リバースエンジニアリングを禁止する規定が含まれています。これらの製品にはMewPro Bastet、MewPro Iliad、MewPro 2が含まれています。規約の第10条は、GoProの製品とサービスを提供するために使用されたソフトウェアの「解読、逆コンパイル、逆アセンブルまたはリバースエンジニアリングを禁止」しています。同様にファームウェアライセンスにも「あなたは逆アセンブル、逆コンパイルリバースエンジニアリング、解読、変更、またはファームウェアの任意の部分の派生品を作成しないことに同意します」とあります。

Orangkucing Labの製品ページ、ブログ、GitHubを見ると、あなたがMewPro の開発に関して規約とファームウェアライセンスに違反したことは疑いありません。Orangkucing LabがGitHub で公開しているGoPro Hero 4 I2Cコマンドは、GoProのgenlockプロトコルファームウェアリバースエンジニアリングおよび/または解読したことを示しています。次のブログエントリ https://mewpro.cc/2017/02/25/list-of-gopro-hero-4-i2c-commands/ も同様です。またMewPro 各製品はGoProファームウェアの派生品であり、これらの製品の製造、流通および販売はファームウェアライセンス違反です。
 
Tsaiが伝えたように、GoProはあなたの熱意によって賞賛されていますが、MewPro製品と関連コードの開発、流通、販売、GoProのコマンドとインターフェイスの公開は、GoProの権利を侵害しています。 GoProは独自の技術を開発するのに尋常ならざるリソースを投資しており、GoProの技術を保護する規約とファームウェアライセンスに関するあなたの違反を容認しません。
 
リバースエンジニアリングおよび/または解読は契約違反です。他の要因に加えて、Orangkucing Lab が意図的に米国内への販売を行っていることは、あなたの活動が米国の法律によって規制されることを意味します。米国の裁判所はリバースエンジニアリングを禁止する契約条項の発動をいつも命じています。例えば、Bowers v. Baystate Techs., Inc., 320 F.3d 1317, 1322 (Fed. Cir. 2003) の事件において裁判所は、リバースエンジニアリングを禁止する条項の違反に基づき、リバースエンジニアリングによって得られた情報を使用して開発された製品の販売の一部から、約400万ドルの損害賠償を命じました。

最後に、特にGoProのデバイスと互換性のある製品に関連して使用される場合、MewProの名称は、Orangkucing Labの製品のソースおよびMewProの名称の使用を、Gopro が許可していると顧客に誤解させます。従ってMewProの名称は、GoPro の侵害救済および金銭的損害賠償権に基づいて、商標侵害と不公平競争による請求を引き起こします。
 
GoProは、MewPro製品の継続的な開発および販売とMewProの名称使用によって問題を抱えていますが、この問題が友好的に解決されることを望んでいます。そのため、MewPro Bastet、MewPro Iliad、MewPro 2、およびリバースエンジニアリングされたGoProコードおよびプロトコルに依拠して開発または作成したその他の製品またはデバイスの、世界的な提供または販売を速やかに停止することを要求します。
 
GitHubに投稿されたものを含め、公開したGoProコマンドと図表のすべてのリストを削除するよう要請します。 最後に、あなたとOrangkucing Labに携わる他の誰も今後関与しないという書面による保証を求めます。リバースエンジニアリングされたGoProコードに依存する製品の開発、製造、流通、または販売に関し、あなたの迅速な対応を期待しています。この書簡の日付から10日以内に返信してください。

MewPro Bastet (バステト)をリリースしました

Orangkucing Lab は先月、GoPro Hero 4 や3+ Black を、genlock 同期など制御できる、新たな製品をリリースしました。

MewPro Bastet (バステト)です。

https://mewpro.cc/wp-content/uploads/bastet-top.jpg

使い方はこちらの記事をご参照ください。

バステトを用いてHero 4 をgenlock 同期させている動画です↓

youtu.be

バステトは、昨年11月にリリースしたMewPro Iliad (イリアッド)に比べ、更なる小型化を実現しました。

またイリアッドと異なり、バステトは、マスターのGoPro からスレーブとなる他の多数のGoPro に指示を出す形式になります。

GoPro Hero 4 と3+ Black を制御するのに必要な、MewPro2 ボードやMewPro Bastet などの製品は、Orangkucing Lab で販売しています。ご利用をお待ちしております。

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